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生田目 恵一
『平成24年度 第53回全国高校総体ヨット競技in七尾』結果と総括。
石川県七尾市に於いて、8/1〜8/5の日程で開催された、インターハイヨット競技、男女共に全6レース(予定は7レース)を消化し、閉幕した。
風光明媚な場所で、風にも恵まれ、「高校ヨット日本一」を懸けるにふさわしい大会となった。

茨城県勢からは、霞ヶ浦高(男子2艇・女子1艇)、土浦日大高(男子2艇)の2校が出場しました。各艇とも入賞が期待されましたが、結果を出すことができませんでした。
まずは結果から・・・

【男子FJ級ソロ総合成績】(出場艇数・63) ※カッコ内はカット点数

@藤本・藤下(兵庫・関西学院)    20点(13)
(※関西学院は現行の制度で初優勝)
A須河内・芦澤(神奈川・逗子開成) 21点(13)
B小泉・有岡(山口・光)         23点(20)
C岡田・飯島(佐賀・唐津西)      29点(16)
D鈴木・國米・岩城(福岡・福岡第一)30点(13)
E喜田・三谷(香川・高松工芸)     34点(18)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
G井嶋・木村(茨城・霞ヶ浦)      39点(18)
P大井・直井(茨城・土浦日大)     88点(64)
?冨田・仲澤(茨城・土浦日大)   127点(37)
?沼崎・柴沼(茨城・霞ヶ浦)     162点(64)
【男子デュエット総合成績】(出場校数・38)
@唐津西(佐賀)     71点 
(※唐津西は16年ぶり3回目の優勝)
A逗子開成(神奈川)  76点
B中村学園三陽(福岡) 79点
C関西学院(兵庫)    83点
D慶應義塾(神奈川)  116点
E別府青山(大分)    145点
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
G霞ヶ浦(茨城)      201点
H土浦日大(茨城)    215点
【女子ソロ総合成績】(出場艇数・41)
@中山・眞鍋(佐賀・唐津西)  14点(8)
(※唐津西は2年連続3回目の優勝)
A仲山・仲山(山口・光)     22点(14)
B林・浜谷(石川・羽咋工業)  25点(16)
C力石・瀬川(兵庫・啓明学院)36点(42)
D薮内・関(香川・高松商業)  36点(21)
E花島・堀井(石川・羽咋工業)37点(42)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
I橋本・大宮(茨城・霞ヶ浦)  53点(15)
【女子デュエット総合成績】(出場校数・24)
@羽咋工業(石川)   62点
(※羽咋工業は初優勝)
A長崎工業(長崎)   84点
B唐津西(佐賀)     94点
C光(山口)       134点
D磯辺(千葉)     135点
E啓明学院(兵庫)  139点
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
J霞ヶ浦(茨城)    263点
以上、入賞者・入賞校のみなさんおめでとうございます!続いてレースダイジェストにまいります。
※【男子全レースダイジェスト】
8/2(木)
【第1レース】 スタート時刻10:57 風向90度 風速4m/sec 距離1200m
ゼネリコ後の2回目でスタート。(リコール艇あり)ラインは上有利だが、左奥のブローも気になる。
有力選手の動向を観ると、真ん中から下側でスタートしたチームが優勢となった。一見右から入るブローが優勢に見えても、最終的には左のブローにやられてしまう。
第@マークでは2艇揃って絶好のスタートを切った中村三陽が1・2位(玉山・永田)(梶野・渡辺)、3位は実力者鈴木・國米(福岡第一)、4位は全日本FJ7位の小泉・有岡(光)、5位は熊野・木村(高松商業)の順で回航。
関東3強、須河内・芦澤(逗子開成)は8位、樋口・高井(慶應義塾)は9位、井嶋・木村(霞ヶ浦)は10位とまずまずのスタート。
しかしながら安定している風、下ゴールなどにより順位はほとんど変わらない。
最終は玉山艇がトップフィニッシュ、2位は梶野艇、3位は小泉艇が若干アップ、4位は須河内艇、5位は鈴木艇、6位は岡田艇と実力者が揃った。
樋口艇は8位、井嶋艇は9位とまずまずの順位。
【第2レース】 スタート時刻13:15 風向105度 風速7m/sec 距離1200m
第1レースとほぼ同じ条件だが、風速は上がる。井嶋艇が下2スタート、自信のスピードを見せ、迷わず左に伸ばす。有力選手はほぼ左のブローを取りに向かう状況。右はほぼ死亡。
従って第@マークは井嶋艇がダントツトップ回航、岡田艇、梶野艇、玉山艇、喜田・三谷(高松工芸)艇、藤本・藤下艇(関西学院)と続く。
須河内艇は8番手、樋口艇は10番手とまずまずの回航順位。
多少、順位変動があったものの、井嶋艇がトップフィニッシュ、2位は順位を上げた喜田艇、3位は梶野艇、4位大きく順位を上げた西原・己斐(関西学院)、5位須河内艇、6位岡田艇となる。
※2レース終了の暫定順位
@梶野・渡辺(中村三陽)   5点(2・3)
A玉山・永田(中村三陽)    9点(1・8)
B須河内・芦澤(逗子開成)  9点(4・5)
C井嶋・木村(霞ヶ浦)    10点(9・1)
D岡田・飯島(唐津西)    12点(6・6)
E鈴木・國米(福岡第一)  14点(5・9)
8/3(金)
【第3レース】 10:14スタート 風向95度 風速3m/sec 距離800m
スタートは若干下有利、3回目リコール艇有りでスタート、井嶋艇・樋口艇はそれを見て解消する。それでもまだX旗は降りない。
レースは岡田・飯島(唐津西)が左海面にいつつ、時折右ブローもうまく使い、トップ回航、2番手 小泉・有岡(光)、3番手 藤本・藤下(関西学院)、4番手 吉田・伊藤(別府青山)、5番手 大井・直井(土浦日大)、6番手 鈴木・岩城(福岡第一)と続く。
玉山・永田(中村三陽)は7番手、スタート失敗した井嶋・木村(霞ヶ浦)は8番手、須河内艇、樋口艇は大きく遅れる。
2上で玉山艇が大きく順位を上げるが、フリーレグで藤本艇、吉田艇が逆転、そのまま1・2フィニッシュ、3番手は玉山艇、4番手は小泉艇、5番手は鈴木艇、6番手は岡田艇となる。
井嶋艇は8番手をキープ、須河内艇は14番手まで、樋口艇はスタート失敗のトラブルを挽回することができず26位となる。前日トップの梶野・渡辺(中村三陽)は15番手。
【第4レース】 13:35スタート 風向100度 風速7m/sec 距離1000m
スタートは下有利、リコール艇ありでスタート。またしても井嶋艇はスタート失敗、一方、玉山艇は快調にレースを進める。そのまま後続を引き離しトップ回航、2番手亀井・上野山(星林)、3番手榊原・宮口(唐津西)、4番手小泉艇、5番手鈴木艇、6番手樋口艇が続く。
井嶋8番手、須河内9番手とまずまずの順位
玉山艇はそのまま快調にレースを進め、フィニッシュラインを切るがホーンが鳴らず痛恨のOCS。会場がどよめく。
2番手の小泉艇がトップホーン、2、3、4番手は2上で大きく順位を上げた佐藤・鳥羽(慶應義塾)、須河内艇、平田・蜂谷(逗子開成)が続き、5番手は喜田・三谷(高松工芸)、6番手は岡田・飯島となった。井嶋艇は8番手、前日トップの梶野艇は14位となり、総合順位を落とす。
一方で、全日本FJチャンピオン樋口艇は痛恨のOCS、優勝戦線から脱落する。
※大混戦となった。次レースが成立すると1カット発生する。そこで大きく浮上するのが・・・
・玉山・永田(中村三陽)・・・残り大きな着は許されないがソロ優勝争いに復活する。
・平田・蜂谷(逗子開成)・・・1レース目にOCS,その後固くまとめている。逗子開成のデュエット優勝戦線に復活する。
8/5(土)
【第5レース】 12:39スタート 風向100度 風速3m/sec 距離1000m
3回目でのスタート、前日までと同様、右海面は使いづらい。その中でトップに立ったのは、岩永・橋本(長崎鶴洋)だった。2番手は喜田・三谷(高松工芸)、3番手は藤本・藤下(関西学院)、4番手鈴木・岩城、5番手井之上・池田(宮崎海洋)と続く。
前日総合トップ小泉・有岡(光)は20番台以降と出遅れ、前日総合2位の岡田・飯島(唐津西)は11番手、前日総合3位の須河内・芦澤(逗子開成)は9番手とまずまずの位置。
2上で喜田艇がトップに立つ、同じく上がってきた鈴木艇を振り切りフィニッシュ。3番手は藤本艇、4番手は大きく順位を上げた金澤・大森(宮古)、5番手はこれも上がってきた岡田・飯島(唐津西)となった。
須河内艇は7番手、小泉艇は20番手、井嶋・木村(霞ヶ浦)は徐々に順位を落とし13番手フィニッシュとなった。
【第6レース】 14:30スタート 風向100度 風速4m/sec 距離1000m
もうお分かりだと思うが、いかに最初に左海面を展開するか?がテーマとなってしまっている今シリーズ。スタートも重要だが、その後の位置はもっと重要である。
その中で@マークは、本日好調の藤本・藤下(関西学院)がトップ回航、小泉・有岡(光)が2番手、3番手は樋口・高井、4番手は榊原・宮口、5番手は吉田・伊藤(別府青山)と続く。
須河内艇は6番手、井嶋艇8番手とまずまず、岡田艇は大きく遅れる。
2上レグでチャーリー実施、距離も短くなる。その中で小泉艇は逆転し、トップ回航。2番手藤本艇、3番手は須河内艇が大きく上がり、4番手は吉田艇、5番手は樋口組と続く。
そのまま順位変動はなくフィニッシュ。
岡田艇は16番手までが一杯、一方で井嶋艇はチャーリーに気づかずマークを間違えてしまう痛恨のミスを犯す。当然大きく順位を落とし、優勝戦線から脱落する。
以上の結果総合順位はこのようになった。優勝争いはこの5チームに絞られた。
@藤本・藤下(関西学院)  20(13)
A須河内・芦澤(逗子開成) 21(13)
B小泉・有岡(光)               23(20)
C岡田・飯島(唐津西)        29(16)
D鈴木・岩城(福岡第一)     30(13)
8/5(日)
朝からほぼ無風の状態。選手たちに緊張感が漂う。予告信号のリミットは11:00
レース委員会は最大の努力をしようと選手たちを出艇させる。100度方向からブローが入り、予告信号を揚げる。しかしゼネラルリコール。ここで時間切れ、第7レースはノーレースとなり、全日程を終えた。
続いて男子ソロの総括
※【藤本・藤下組(関西学院)、価値あるソロ優勝!】
・激戦を制したのは、藤本・藤下組であった。春から安定した成績を残していたが、あくまでも関西学院の2番艇だった。しかも高校から始めたチームでもあった。
最初のレースは失敗したとはいえ、あとはトップを含めほぼ5番以内の成績。Jr全盛の時代にここまで来るのには相当な努力が必要だったであろう。まさに価値ある優勝といえるでしょう。
※【須河内・芦澤組(逗子開成)、またしても準優勝!】
・今年、関東勢を盛り上げた立役者。最終レースをやっていれば・・・・だったが、優勝できなかったとはいえ、久々関東勢にメダルをもたらしたのは私は嬉しい限りである。
公式戦、優勝2回、準優勝4回とこれだけの成績はなかなか出せない。ある意味実力1は須河内・芦澤だったと私は思う。
今後も期待できる逸材となるだろう。注目したい。
※【小泉・有岡組(光)、見事な3位入賞!!】
・1・2年生コンビでありながら、一時トップに立つなど、ルーキーとは思えない成績。昨年中学生ながら国体SS級優勝と紹介したが、レースの基本は押さえていた。さらに精進すればIHでも2連覇してしまうだろう。来年も注目したい。
※【岡田・飯島組(唐津西)、メダル獲得ならず】
・岡田組はJrから大活躍し、先日のユースワールドも5位とIHで優勝してもおかしくない実力者であったが、惜しくも4位。
コース取りがうまく、順位は高いレベルでまとめていた。しかし2つのレースで被抗議艇になるなど(失格にはならなかったが)、荒さの一面も見せてしまった。
しかし来年は地元開催、優勝候補に躍り出たのは間違いないだろう。
※【鈴木・國米・岩城組(福岡第一)、入賞に留まる】
・優勝候補の一角ではあり、レース内容もそれほど悪くはなかったが、トップフィニッシュがなかったなど、決め手に欠けていた鈴木組。
しかしセーリング技術は今回NO1だっただろう。戦術面に磨きをかければさらに強力になると思う。来年は全日本でも活躍した中学生、藤野君も入学してくる。デュエットでも優勝候補となるであろう。
※【喜田・三谷(高松工芸、6位入賞】
・私はノーマークであったが、毎年入賞してくる、高松勢。このこの強力なチームが多い中、トップホーンを鳴らすなど見事なセーリングを見せた。しかし2つのレースの大きい順位が痛かった。
以上が男子ソロ入賞者の寸評。
※【女子全レースダイジェスト】
8/2(木)
【第1レース】 12:10スタート 風向100度 風速4m/sec 距離1200m
男子と同様ではあるが、いかに最初に左のブローに乗せるかがポイント。中山艇が圧倒的なスピードで他を圧倒する。第@マークではダントツのトップ、続いて薮内・関(高松商業)、力石艇、花島艇、古野・松森(長崎工業)、林・浜谷(羽咋工業)となる。
しかし大きな順位変動はなく、中山艇は後続を大きく引き離し貫禄のフィニッシュ。続いて薮内艇、力石艇、花島艇、古野艇、林艇となる。全日本FJ5位の仲山姉妹(光)は8位と若干の出遅れ。
【第2レース】 14:37スタート 風向100度 風速8m/sec 距離1200m
このレースも海況はほぼ変わらない。ポイントは先程と同じ状況といえよう。
スタートは池内姉妹(唐津西)が絶好のスタート、最初に左ブローを掴む。先程の中山艇と同様、素晴らしいスピードでトップ回航。続いて久保田・佐々木(宮古商業)、平原艇、中山艇、紺野・石川(磯辺)、力石艇となる。
A上までで中山艇が2番手まで上がり、唐津西1.2体制となる。そのままフィニッシュ。
3.4番手も佐々木艇、平原艇と熾烈なデットヒート、佐々木艇に軍配が上がる。平原艇が4番手、相澤・中畑(塩釜)が大きく順位を上げ5位、紺野組は6位となった。
※優勝候補の力石艇は審問で失格となり、一歩後退。
8/3(金)
【第3レース】 11:32スタート 風向100度 風速3m/sec 距離800m
スタートは若干下有利、まずは元津・平野(長崎工業)が抜け出す。2,3番手は地元勢、林・浜谷、花島・堀井(ともに羽咋工業)が第@マークを回航。
4番手は樋口・加藤(碧南)、5番手は橋本・大宮(霞ヶ浦)、6番手は中山・眞鍋(唐津西)と続く。
2上で林艇は元津艇を逆転、そのままフィニッシュ。3番手は花島艇、4番手は橋本艇、5番手は仲山姉妹(光)が上がってくる。
一方、優勝候補の平原・永松(別府青山)が24位と低調、前日DSQとなった力石・瀬川(啓明学院)も18位と優勝戦線からさらに後退となった。
【第4レース】 14:42スタート 風向100度 風速5m/sec 距離1000m
海面が若干A海面側に寄る。スタートは下有利だとは思われたが、かなり風向の振れがあり、微妙な様子。
その中でまたしても林艇がトップ回航、2番手は古野・松森(長崎工業)、3番手力石艇、4番手薮内艇、5番手は渡邉・小林(立命館)がそれにつづく。
中山艇は手堅く8位回航。平原・仲山両艇は遅れる。
大きな順位変動はなくそのままフィニッシュを迎える。林艇が見事なトップフィニッシュ、2番手は上がった力石艇、3番手 古野艇、、4番手薮内艇、5番手渡邉艇となった。
※4レースまでの総合順位
@中山・眞鍋(唐津西) 17点
A林・浜谷(羽咋工業) 25点
B花島・堀井(羽咋工業)29点
C薮内・関(高松商業) 34点
D仲山・仲山(光)    34点
E橋本・大宮(霞ヶ浦) 38点
※中山艇は堅実、地元勢が躍進!後半戦に入る。
8/4(土)
【第5レース】 13:45スタート 風向100度 風速5m/sec 距離1000m
全く風向が変わらない。第@マークでは薮内・関(高松商業)がトップ回航、2番手は前半一息だった仲山姉妹(光)、3番手は王者中山・眞鍋(唐津西)、4番手は前半出遅れていた古野・松森(長崎工業)、5番手は東海王者安田・近藤(海津明誠)と続く。
昨日大躍進の地元勢、花島・堀井は7番手、林・浜谷は15番手と出遅れる。
2上で仲山姉妹が逆転、2番手薮内艇、3番手は順位を上げた近畿王者渡邉・小林(立命館)、4番手中山艇、5番手古野艇と続く。
ところが、地元の林艇は時折みせる右ブローで大きく順位を上げ、7番手回航、花島艇は9番手となる。
仲山姉妹は見事今シリーズ初のトップフィニッシュ、2番手は中山艇が順位を上げ、3番手は薮内艇、4番手は渡邉艇、5番手は林艇がここまで順位を上げる。
【第6レース】 15:57スタート 風向100度 風速4m 距離1000m
先ほどより風速が落ちる。またしても実力者仲山姉妹がトップ回航、2番手は地元の花島艇、3番手は中山艇、4番手は山本・尾副(邑久)5番手は力石艇と続く。
地元の林艇はまたしても出遅れる。
仲山姉妹は貫禄あるセーリングで連続トップフィニッシュ、2番手は花島艇、3番手中山艇、4番手力石艇、5番手根本・木村(磯辺)の順となる。
林艇は順位は上げたが12番手が一杯。花島艇は2番手フィニッシュだったが、痛恨のOCS・・・・
※第Eレース終了までの総合順位
@中山・眞鍋(唐津西)  14(8)
A仲山・仲山(光)     22(14)
B林・浜谷(羽咋工業)  25(16)
C力石・瀬川(啓明学院) 36(42)
D薮内・関(高松商業)  36(21)
E花島・堀井(羽咋工業) 37(42)
最終レースを残して、中山・眞鍋(唐津西)組が連覇確定!焦点はメダル・入賞争いに絞られる。
8/5(日)
男子と同様出艇はさせたが、早々とリミット時刻となり、ノーレース。全日程を終えた。
※続いて女子総括。
※【中山・眞鍋(唐津西)組、横綱相撲でIH2連覇達成!!】
全く死角が見当たらなかった・・・・まさに王者のセーリングで中山艇が連覇の偉業を達成した。ライバルが続々脱落していく中で、堅実なセーリング。中山本人も「連覇するという強い気持ちで大会に臨んだ」と答えてくれた。カットレースを意識せず、常に全力で戦ったのが圧勝した要因であろうと私は思う。素直におめでとう!と言いたい。
これからも世界に挑戦できる逸材であるのは間違いない。頑張ってほしいものである。
※【仲山姉妹(光)組、見事準優勝!!】
全日本FJで女子ながら5位入賞を果たした仲山姉妹、序盤はらしくなかったが、連続トップフィニッシュを果たすなど追い上げたが、準優勝が一杯だった。しかしボートスピードが良く、コース取りが堅実、国体でも活躍することだろう。
※【林・浜谷(羽咋工業)組、見事メダル獲得】
正直、私はノーマークであった地元勢、練習でも様々な選手より速いとの情報を得ていた。しかもなかなか使えなかった右海面をピンポイントで使い大きく順位を上げるなど、地元の利を生かした素晴らしいセーリングだったといえよう。
※【力石・瀬川(啓明学院)組、4位に敗れる】
優勝候補ではあったが、2レース目での失格により歯車が狂ってしまった力石組、しかし諦めずここまで上がってきたのはさすがというしかない。
国体ではリベンジを果たしてくれることであろう。
※【薮内・関(高松商業)組、5位入賞】
「微風の高松・潮に強い高松」と予想時私は言ったが、順風までならその実力をいかんなく発揮した薮内組。強風レースで失敗がなければメダルは取れただろう。しかし十分健闘したといえるだろう。
※【花島・堀井(羽咋工業)組、地元勢の責任を果たす】
第6レースでリコールしてしまったものの、積極的なレースで見事入賞した花島艇。強風レースでは若干振るわなかったものの、2番艇としての、また地元勢の責任は果たした。
以上女子ソロ入賞者の寸評でした。 続いてデュエット総括。
※【男子デュエット総括】
大混戦となったが、それはデーターにも表れている。まずは2艇の平均順位をご覧頂こう。
@唐津西   (4・10)平均7.0
A逗子開成(2・13)平均7.5
B中村三陽(7・9)  平均8.0
C関西学院(1・14)平均7.5
D慶應義塾(11・15)平均13.0
E別府青山(12・18)平均15.0
との数値となった。毎年5.0未満で優勝が決まることからいかに大激戦だったかがお分かり頂けることだろう。続いて総括。
※【唐津西、2年生チームで制覇!】
優勝争いしていた岡田・飯島組が目立っていた感があったが、2番艇の榊原・宮口組が総合10位と健闘。しかも両艇2年生チーム。ある意味快挙といえるだろう。
しかも来年は唐津開催、来年も期待せざるをえないだろう。
※【逗子開成、惜しくも準優勝!】
私が優勝候補筆頭に挙げていた逗子開成。須河内組は申し分なかったが、いぶし銀セーラー、平田・蜂谷組が第一レースでOCS。しかしその後はきっちりまとめ2番艇の責任は果たした。関東勢でメダルを獲得したのは、霞ヶ浦高が長崎・長与大会で3位入賞以来9年ぶりであった。
※【中村三陽、3連覇ならず!】
前評判ではあまり評価が高くなかったが、しっかり3位入賞は果たした。オープニングレースでの1・2位フィニッシュはまさに「プライド溢れる走り」であった。
3連覇はできなかったが、北方監督の指導力に敬意を表したい。
※【関西学院、絶好のチャンスを逃す】
藤本・藤下組が殊勲とも云えるソロ優勝を果たしたが、1番艇の西原・己斐が調子が上がらず、4位入賞に留まった。
関西学院コーチ陣も自信を持っていたようだが、これは仕方あるまい。
現在の組織なら必ずチャンスが来ると、私は思う次第である。
※【慶應義塾創部以来初の入賞!】
この5位は満足行く結果ではなかったとは思うが、慶應高校ヨット部に新たな1ページに刻み込まれたであろう。
あれだけのOB、監督、コーチ、保護者に至るまで、結束はなかなかできるものではない。まったくうらやましい限りである。
今回は全日本FJチャンプ、樋口艇がOCSなどにより振るわなかったものの、良くやったと私は言いたい。堤 智章コーチの下、さらなるレベルアップを期待したい。
※【別府青山はかろうじて入賞!】
九州大会で優勝したルーキー矢野・林組を筆頭に3艇と有利だった別府青山、その矢野艇が不振、プレッシャーもあったかと思うが、是非来年は頑張っていただきたい。
※【女子デュエット総括】
・男子は大激戦であったが、女子はどうだったのでしょう?これも数値をご覧ください。
@羽咋工業(3・6) 平均4.5
A長崎工業(7・8) 平均7.5
B唐津西  (1・17)平均9.0
C光     (2・28)平均15.0
D磯辺   (9・19)平均14.0
E啓明学院(4・25)平均14.5
女子は例年の平均値であったが、入賞争いは激戦だったと云えよう。
※【羽咋工業、見事な地元初V!!】
羽咋工業が地元の利を生かし、見事優勝した。実況中継していた元監督の岩城氏がトップを取った際に、言葉に詰まった時があるなど、まさに感動的な初優勝となった。
※【長崎工業、安定の準優勝!!】
ここ6年間で優勝2回、準優勝4回と強豪校となった長崎工業、準優勝には終わったが、1年生の元津組はまだまだ残る。多少レース展開にムラはあったが、2艇ともソロ7・8位と堅実、安定性を身につければ来年は優勝は固いと思う。
※【唐津西、W優勝はならず!】
圧倒的な力を見せ優勝した、中山由佳艇だったが、池内姉妹が調子が上がらなかった。由佳の妹、由紀美・池内姉妹の仁美も残るし、男子も含めて、全種目優勝の偉業に挑戦してもらいたい。
※【光、デュエットでは苦戦!】
仲山姉妹はもちろん計算はできたが、問題は2・3番艇であった。元々伝統校であり、強い九州勢とは距離は近い。合同練習などをしてもっともっと強くなってもらいたい。
※【磯辺はかろうじて入賞!】
毎年、ほぼ3艇出場と有利なはずだが、正直苦戦していると思う。昔の磯辺女子はこんなもんじゃなかった・・・・。
練習不足からくる不振だと私は考える。学校の目の前にハーバーがあるのに何ででしょうね・・・・・。
※【啓明学院もなんとか入賞!】
力石艇は力通りだったが、2番艇の沢田が実力を発揮できなかったと思う。しかし、今のKGセーリングクラブの体制ならいくらでもチャンスは来ることであろう〜
※その他総括
・レース運営について
今回のレースは観客に「魅せるレース」をテーマに運営されていた。そして様々な試みがあった。
・パンフレットに各校紹介を写真で掲載。
・Ustreamによる実況中継。
・ツイッターによる回航順位の速報
・フィニッシュラインをハーバー前に設置。
特に実況中継は評判が良く、ヨットがわからない方でも理解できる解説だったとおっしゃってる方が沢山いらっしゃいました。岩城氏の人情味あふれる実況にも酔いしれました。
風にも恵まれたが、残念な面もあった。
・第Aマークが毎回ゆるかった。
・右海面を使えない設定となってしまった。
・最終レースの予告信号のリミット、11時では早すぎた。せめて正午じゃなかったのか?
・レースを行おうとする努力は認めるが、リミットが近かったので、黒色旗でスタートさせるべきではなかったのか?それができないのなら予告信号は発するべきではなかったかと・・・・
とはいうものの、総じて大会としては大成功だったといえるだろう。
この会場はヨットレースに適してる場所だと思った。宿泊施設も充実してるし、今後是非「全日本FJ」や「全日本インカレ」をこの地でやるのも良いかと思う。
他にも高体連などに言いたいことは山ほどあるのだが、キリがないのでやめておく(笑)
今年は春より様々なレースを観てきたが、どれも素晴らしいレースばかりであった。我々をも熱くさせるレースをしてくれた選手諸君に感謝したい。
『本当にありがとう!!』
今年は、下級生で活躍したチームが多かった。来年も大激戦となるだろう。
また来年は唐津で??お会いしましょう〜!!